2番目の恋人
〜*皐Side*〜
『ギュッ……て抱きしめて?』
泣きそうな瞳でそう言った莉緒。
『最後に、皐の温かさを体全体で覚えときたいの。』
そう言わせてる自分に、情けなさを感じた。
『皐との思い出を、ください……』
思い出……になってしまうのか……?
俺のことは思い出になってしまうのか……?
そんなの……
莉緒が静かに出ていったドアを、ただ見つめていた……
―――――――――……
「ただいま。」
「えっ?どうしたの!?学校は!?」
「体調が悪くて……」
「あらっ!それは大変っ!!すぐに休みなさい。」
「はい……あの、それと愛華が来たら部屋に通してください」
それだけ言って、部屋に上がった。