2番目の恋人


「はぁ―…」



部屋についたと同時に、ベッドに倒れ込んだ。



いつも見ている白い天井。



それが気分によって、こんなにも違く見えるなんて……



「莉緒……」


呼んでしまったら、気持ちが溢れ出してしまいそうになる……



ナガレに言われた時、はっきりと気づいた。


俺は俺なんだと……




八神皐として生きる前に、ただの皐として、伝えたいことがあると……



でも、そのために莉緒を泣かせてしまった。


強がりで、でも本当は弱虫な莉緒を、1人で泣かせてしまったんだ……



お父さんと上手くいったのだろうか……?



1人の夜は寂しくないだろうか……?




そんなことが頭から離れない。




< 208 / 339 >

この作品をシェア

pagetop