2番目の恋人
〜*皐Side*〜
「もう帰っていいですか?」
莉緒と帰ろうとしたら、こんなことになってしまった。
「あぁ、いいぞ。」
はぁ―…思った以上に莉緒を待たせてしまった。
莉緒が廊下で待ってるのに……
マジ、黒木のせいだかんなっ!
心の中で黒木に八つ当たりをして、教室を出た。
あれ……?
なんでいないんだ?
もしかして……
黒木のヤツ、何か莉緒に言ったのか!?
さっき2人が話していたことを思いだし、莉緒が行きそうな場所を探した。
って言っても、莉緒が行く場所なんか決まってる。
――ガラッ
「莉緒……」
小さく縮まった体が、ビクッと震えた。