2番目の恋人


「今日はまた八神くんとお勉強?」



詩織には皐が特別講師だってことを教えてある。



ただ、今回初めて話したことにしている……



あのデートも……



あの気持ちも……



全て黙っている……



「今日はもう、家に帰って勉強するよ。八神くんも勉強するだろうし……」



「あぁ、そうだね。莉緒に放課後ずっと勉強教えてたんだし、さすがに家では勉強しないとね。」



「ははっ、そうだね……」



あいつに限ってそれはない。


前にあたしも心配して『皐は勉強いいの?』と聞いたことがあった。


その時のあいつの言葉と言ったら……



『勉強?必要ないから。一回教科書見れば大丈夫なんで』



憎ったらしいヤツっ!!



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