ぼくらのハーモニー Ⅲ
え・・・
ありがとう?
南方が真っ赤な目でこっちをみた
「ありがとうッ!うちでいいなら!」
俺は、嬉しくなった。
「俺もありがとう!!!!!」
俺は南方の手を握った。
「俺、南方のこと好きだよ。俺、南方が・・・!」
「わかったよ。実は、ウチも正直にさっきアノ電話の すき の意味。恥ずかしくて・・・。」
「そうなんだ。」
南方を引っ張って立たせた。
「歩けるか?」
「まだ15歳だよ?」
「そうだったな。」
俺たちはその手のまま道を歩いた。
よかった!
よかった!
「そういえば、部内恋愛禁止・・・だよね。」