ん、大好きだよ。



私が真っ赤になりながら、スプーンでフレークをつつく。


颯はふんわり優しく笑って、話しかけてきた。




「ひかりさ、一人暮らし怖いって言ってたよね?」


「…うん…颯が泊まりに来てくれた時は怖くないけど」


「そっか…」




颯はなにかを考えながら、頬を赤らめた。


そして、




「俺も、引っ越して今一人暮らしじゃん。やっぱり寂しいし、それに……」




語尾にデクレッシェンドをかけてるみたいな言い方。




「ひかりと、夜も一緒にいたいなあ…って///」


「えっ…///」


「うん、だからね



ひかり、俺ん家に…一緒に住まない?」




いきなりの颯からの提案だった。




< 4 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop