ん、大好きだよ。






小さい子どもみたいに、しがみつく。






「嫌われ…た…かと…」


「え」






さっきよりも強く反省した。


自分の感情のせいで、愛しい人を不安にさせて。


ばか…だよな。







「嫌いになんてならないよ」


「……っ…」


「なれないよ。もしひかりが他の人を好きになっても…絶対にまた、俺を好きにならせる」








…言葉のチョイス下手すぎだろ、俺。


だけど、今のひかりに何て声をかければいいのか…


すごい迷った結果なんだ。







「あの…不安にさせて……ごめんね?」


「…颯ぉ……」







この気持ちは確か。


だけど、本当にひかりが他のヤツのところに行ってしまったら…


そんなこと、絶対にない。 いや、させない。







「…ひかり、もでしょ?」


「………うん」






頷くひかりを知っていての、問いかけ。


ひかりも俺と同じ気持ちなんだ、って思っていいんだよね?






「……っ//」


「……え、颯?」








なんだか安心して、


またおかしな欲望がぶり返す。


い、今キスなんて……おかしい、かな?






「…ごめん、ひかり」


「どうし……んっ」






もう、半ば強引に口付けた。


逃げないように手を背中にまわして。


だけど、ひかりは俺から逃げないって知ってるから。




ごめんな。


……我慢の限界ってヤツ(笑)?






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