私の彼氏は年下です

「やべ…」

さっきの男の声からしてどうやら私に気づいたのだろう
私は彼らを見ることができなかった
でも彼らは私だけに気づいたのではなかった

「お前両方にそれ聞かせてどうすんだよ」

え…

ふと前を見ると男2人の他に彼…よく一緒の机に座る中学生がいた
彼はバツの悪そうな顔をしてどこかに行ってしまった

あぁ…彼もやっぱりそう思ってたんだ…
私が近くにいることが嫌だったんだなあ
そうだよね、ただでさえ知らない人が頻繁に近くに座るってことが嫌がらせだよね・・・・。

私は何も言えなかった
しばらくそこから動くことができなかった

私が休憩から戻って来たとき彼は違う席に移動していた

< 10 / 49 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop