記憶のパズル







***







「陽どうしたんだろうね…」




昼休みになり、女子が机をくっつけていると日菜がボソッと呟いた。


男子は購買に行っている。



「ね。竜介、メールしたけど返信ないって…」



「……」



「椎?」



私が黙りこんでいると由依が心配そうに顔を覗きこんできた。




「なに?」




由依の顔が近くにあって驚きつつも、冷静に反応する。



正直、めっちゃビックリした…。
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