記憶のパズル
いきなり視界がぐるんと回る。



背中にはふかふかの……ベット?!



なんてことだ。



まさかベットに座っていたなんて(気づかなかった自分がいけないのだが)。





「…え、あの……。早苗?」




やばい。


やばい。焦る。


そりゃ、焦るわっ!




まさか女に押し倒されるなんて。




「……やばいよ……。私勢いで……陽のこと襲っちゃうかもっ」




俺は女に襲われるなんてごめんだ。



早苗はニコニコしながら言う。


いつの間にこんな大胆になったんだ、早苗…。




「ぶー。抵抗しないからつまんなーい」
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