近くに居るのに。
かれんが居なくなった病室は何だか冷めたように寂しかった。
―ガラガラ
「ひより、調子は?」
「ママ…。大丈夫だよ」
「良かったわ。ほら、頼まれてた便箋」
ママは私に薄ピンクの便箋をくれた。
「でもどうしたの?誰かに手紙?」
「まあ…そんなところかな!」
「そうなの!じゃあママはとりあえず家に帰るわ。何かあったらすぐにナースコールするのよ?」
「分かってる。バイバイ」
ママは病室を出た。