先生と個人授業と恋愛事情
でも結芽には婚約者の速水廉(ハヤミレン)がいてそれでも蒼が好きだった。
周りから見たら蒼と結芽 と廉は仲のいい三人に見えていた。
その頃から風馬と日向と昔からの幼なじみでいたからこそ気づいていた。
1番苦しんでいるのは結芽じゃなくて蒼だったこと廉と結芽はうまくいっていなかった。
「私はあんたが大嫌いだから廉さんとは結婚する気はないの。
私には別に好きな人がいるから廉さんとはお付き合いはできません」
「何でわかってくれないの結芽さん。
俺は君を小さい頃から大好きなのに何でいつもそうなんだよ」
このやりとりはいつものことでその板挟みになっていた蒼はもううんざりだった。
「はいそこまでにしましょうか廉君結芽ちゃん。
毎日やってるこのやり取り意味あるのかわからないんだよ」


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