先生と個人授業と恋愛事情

そこに着くと来たならもちろん泳がなくては話しにならない。
「別にケガで引退したわけじゃないんだからはやく泳いだらどうだ？
いつまでそこに立ってるつもりだよ」
プールに入る蒼を見てかなりはやいスピードで泳ぐので世界記録は本当なようだった。
「あいつなまってないみたいで安心したけど高校時代よりスピードが落ちてるな。
今日泳いでれば元のタイムまで戻ればいい方だよな」
『先生ってもっとはやく泳げるって本当ですか廉さん？』
あの程度ではないとなればスピードがあれ以上だったということだった。