先生と個人授業と恋愛事情
その日は三回とも同じ結果で冬夜は負け続きだった。
葵は疲れていない蒼が不思議でしょうがなかったが冬夜はばてていた。
「子どもの頃の冬夜はこれくらいでばてなかったのにおまえ体力なさ過ぎだろ。
引っ越す前に毎朝夕ランニング欠かさないって約束したのにサボるからそういう結果になるんだ」
「蒼兄の体力と俺の体力一緒にされたら困るんだって何度もいってるよな 。
3歳の頃から水泳もランニングも欠かさずやってる蒼兄さんと8歳からやってる俺じゃ違うよ」
今日はとりあえず蒼の圧勝で終わりにしたが葵は体力底無し過ぎる一面を知ったのだった。



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