先生と個人授業と恋愛事情
コースは10周半を先に走りきった方が勝ちだった。
マラソンも毎日やらない冬夜に蒼が負けるはずなく勝負は7分32秒でケリがついて勝ったのは蒼だった。
葵が降りてくると二人は仲直りをすることにしたようだった。
「蒼兄今までごめん仲直りして今までみたいに仲良くしたいな」
黙って頭を撫で回しているので蒼なりの優しさを見せていた。
頭を撫でた後冬夜が蒼に抱き着いていたので本当に仲直りしたようだった。
「おまえは子どもの頃からすぐに抱き着く癖は変わらないな」


< 88 / 218 >

この作品をシェア

pagetop