俺と先生のイケナイ関係
あのあと、縄を飛ぶ順番を決め、何度が実際に大縄跳びを飛んでみたりして、あっという間に6限目が終わった。

俺たちはまた澤田の前に集まり、整列している。








「もう教室戻んのめんどくさいから、ここでホームルームやっちゃうね〜」


澤田が肩をコキコキ鳴らしながら言った。





「………ということで‥今日は解散。あ!今日の放課後も大縄跳びの練習するから、残れる人はこのまま残ってね〜では、サヨウナラ!」




ざわざわ


「だりぃ」

「残るとか無理」


解散になった途端。ぞろぞろと体育館から出て行く生徒。





「あー疲れた〜。ん?葵斗帰んねーのかよ?」


体育館を出ようとする力が、俺に話しかけて来る。





「…うん‥まぁ……」

「なんで!?もしかして、今日残んの!!?」

「……まぁな」


俺は座ってあぐらをかきながら、大縄跳びの縄をくるくると回す。






「なんで!?今日バイトは?」
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