俺と先生のイケナイ関係
大縄跳びの練習が終わり、制服に着替えた俺たちは、縄跳びの練習をした生徒たちと下駄箱で別れる。





「葵斗今日はバス?俺チャリで来たから、駅まで乗っけてこうか?」


頭にタオルを巻いた力が言った。




「いや…俺、今日原付なんだ。」

「あ、そーなん?わかった♪じゃあまた明日な!」

「おう!」

「じゃーなっ!縄跳び頑張ろーゼ!」


「………(汗)」



力はそう言って、駐輪場の方へ走って行ってしまった。





つい何時間前までは、めんどくせーとか言ってたヤツが、もうやる気になってるし(汗)

…って。

俺も人のこと言えねーか…





そんなことを考えながら、原付を停めた場所までトボトボと歩く。


5分くらい歩き、原付を停めた場所へ到着。




やれやれ。


原付にドカッと座り、タバコに火をつける俺。

そして口から白い煙を出したあと、携帯を開いた。
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