俺と先生のイケナイ関係
「・・・・・」


俺はメール画面をしばらく眺めたあと…ゆっくりと携帯を閉じ、ポケットにしまった。







キーンコーン

カーンコーン



すると、昼休みが終わりを知らせるチャイムが鳴る。








「次ってなんの授業だったっけ?」

「理科だよ」

「げ!だりぃな…葵斗〜どうする?次サボる?」


力と俊也が窓から離れ、クルッと俺の方を見て言った。






「…俺・・ちょっと用事できたから次サボるわ……」

「え!?サボるって…ちゃんと帰って来るんだろうな!?今日は学校終わったら、3人で買い物行く約束だろ!?」



……。






「大丈夫。放課後には戻るから…」


シュッ




俺はそう言って力にボールを投げ、早歩きで体育館から出て行った。



そして…

しばらく行っていなかったあの場所へ向かった俺。
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