俺と先生のイケナイ関係
「…ただいま」


そっけなく低い声で言い、玄関で靴を脱ぐ。






「あれ?美紅と下で会わなかった?」




「…ああ···ぇっと…」

「ただいま…」


音をたてずに玄関のドアを開け、俺の後ろで気まずそうに言う澤田。


俺はそのまま部屋へ入り、真っ先にクローゼットから着替えを取り出し、バスルームでシャワーを浴びた。





頭を冷やそうと、しばらくシャワーを頭に浴びたまま放置してみた。

けれど、やっぱりイライラはおさまってはくれなかった。






ガチャ


「あ、横ちゃん。夕飯の用意できてるよ?」



バスルームから出ると、美和さんが俺に話しかけてくる。

ちらっとリビングを見ると、澤田が先に夕飯を食っていた。






「…いや···悪いけど、これから出かけるんで…」

「え…?どこに?」

「友達んちに。今日はそいつんちに泊まりますから、よろしく…」


俺はそう言って財布と携帯を持ち、まだ少し髪が濡れている状態のまま再び外へ出た。










「…あ、もしもし?」
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