俺と先生のイケナイ関係
タバコの灰を地面にトンと落とす。




タン

タンタン……




すると後ろから足音が聞こえ、どんどんこっちに近づいて来る。

後ろを振り返ると…





「…ハァ・・良かった〜もう帰っちゃったかと思った〜」


学校の制服姿の舞が、息を切らして立っていた。





「…今帰ろうとしてたとこ」

「挨拶なしで帰るなんてひどーい!」


カバンからペットボトルのお茶を出して飲む舞。

舞は小柄で、今時の女子高生という言葉がそのまんま当てはまる奴だ。




「挨拶なんて別にいーだろ(汗)またバイトで会うんだから…」

「ダーメ!」

「…なんでだよ(笑)」

「なんでも!」


舞としゃべりながら、タバコの火を消す俺。





「ねぇ…」

「あ?」


うつむきながら言う舞。




「えっと…」

「なんだよ?」
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