超硬派彼女
もう一度

明るい未来へ

気が付くと、外は既に明るくなっていた。


俺は駐車場の端に寄せられていた。


「この真冬にスーパースターを屋外に放置するなんて、なんて世間だ」


途方もない対象に怒りを覚えてみたが、同時に自分のちっぽけさが身に染みて笑えてきた。


「俺が考えてるほど世間は俺の事なんて見ちゃいない。ただの自意識過剰だったな」


そう考えると、目の前が明るくなった気がした。


だが現実問題、真琴に殴られた衝撃で首が曲がらなくなってしまったので、俺はそのまま病院へ向かった。
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