鬼畜御曹司と貧乏お姫様
「あ゙…?俺の返事なしに入ってんじゃねぇ…」



愁夜さんはやっと
起き上がった。


そして私を見て


「おはよう、千陽。」



そう言って私の唇に
チュッとキスを落とした。



「………っ!愁夜さん!」


もう人前で………


私はシーツで体を
隠しながら言った。


「ち…千陽さん!愁夜様には敬語を使うようにと…「いいんだよ。千陽は特別だ。」」



そう言って優しく微笑みながら私の頭を撫でた。
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