Rose of blood *short story*
『私への当て付けかい?』

『お前も早く相手を見つければいいだろ』

『ローズよりも愛せる女性が見つかる気がしないよ』

『おいジェイド、お前は随分自分の気持ちを素直に言うようになったな』

『自分の気持ちに素直になるのが一番っていうのは、シエルを見て学んだんだよ』



ジェイドの言うとおり、シエルは自分の感情に素直な気がする。


勿論仕事の時は違うけど、プライベートの時は傍から見ていて気持ちいいくらい自分の気持ちに正直。


いろんなことを思い出していると、なんだか思い出し笑いをしてしまった。



『ローズ、どうして笑ってるんだ』

「だって、ジェイドの言うとおりだなと思って」

『俺が一番自分の気持ちに素直な時は、ローズが関わっている時だよ』

「きゃッッ!!」



いきなりシエルに抱きかかえられビックリした。


そしていきなりの触れるだけのキス。


最近のシエルはみんなが呆れるくらいご機嫌。





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