欲望チェリ-止まらない心
「俺が来て嬉しい?」
ひー君の言葉に胸がドキリとする。
「う、うん!もちろんだよ!」
あたしは精一杯ニコッと答える。
だけど………
その時、廊下からこちらに近付いてくる足音がした。
「!」
あたしの背筋が思わずピンとなる。
あ…やだ………だめ…!
何故だか分からないけれど、あたしは咄嗟にそう思っていた。
紅がここに来る所を…
ひー君に知られたくない。
なぜかひー君に見られたら、いけない気がしたんだ。
それはきっと…
あたしの中に、いけない下心があったからだよね…
しかしあたしの気持ちとは裏腹に、ガラッと扉が開かれた。