欲望チェリ-止まらない心
聖なる夜に
それから1ヶ月が経ち、

季節は粉雪が舞う12月。






生徒会の仕事がなくなり、あたしと紅が会う機会はあれ以来なかった。



ひー君は受験生ということで、それなりに忙しいみたい。


とはいえ


うちの学校は初等部から大学まで一貫した設備のある学校法人。


あたしのように高校から編入してくる生徒はいても、わざわざ外へ行く生徒は少ない。


そして外部の大学を受けない限り、受験はそれほど厳しいものではないのだ。


そのせいか、ひー君は受験生にも関わらず


たまに、放課後あたしとデートしてくれたりしていた。

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