【短編】メガネ女の悲劇


そう思ったら、安堵の涙が滲み出て来た。


ジュンの顔を見上げる。暗いしメガネつけてないしでよく見えないけど。



「昨日は寂しかった…。だから今日は可愛がってよ……」


「…っ………」



ジュンの胸に顔をうずめる。


すると不器用にジュンがあたしを抱き締め返してくれて。


あれれ?

なんかいつもと抱き締め方、違うなぁ。


んー。ま、いっか。


だって、今日の方が心地いいもん。
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