妄想俺様彼氏



『ごめん…』


「実衣。まず場所変えよ」


麗は何かを悟ったのか私の手を引いて教室を出た。



麗に引かれ連れて来られたのは屋上。



もう秋だから外の空気は少し冷えていて今の私みたい…



そう思った。



「…で?その顔の原因は……?」


麗は言葉を選んだかのように言った。



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