ちょっとだけ帰ってきた『天空宮市へようこそ!』
騎士とはいえ、覆面男に対して合図の声は発しない。

無言のまま、しかし鋭い疾風の如き動きで間合いを詰めるブリュンヒルデ!

石畳の地面を蹴る音は一回。

その一回で。

「!」

数メートル離れた場所にいる覆面男に初太刀を振り下ろす!

覆面男は丸腰だ。

片手剣を受け太刀する事など出来はしない。

トトンッ、と軽やかにステップバックして斬撃を回避する。

無論、初撃をかわされたからと手詰まりになるほど、ブリュンは三流の騎士ではない。

振り下ろした片手剣を振り上げる隙を埋めるように。

「!!」

左手の盾で覆面男を突き飛ばす!

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