ちょっとだけ帰ってきた『天空宮市へようこそ!』
パシッ!と。

覆面男の左右の手が、そんな音と共に一瞬消えた。

そして次の瞬間には。

「この程度ならば体術科の生徒でも捌けますよ?」

彼は右手に二本、左手に三本の刃を掴み取っていた。

相当な速度で飛翔していた『五本鋭利』を素手で文字通り掌握するとは。

強化系の魔法で身体能力を向上させた?

或いは魔法だけでなく、体術にも優れている?

「しっかりして下さい、テレサ先生」

『五本鋭利』をポイと投げ捨て、覆面男は肩を竦めた。

「こんな事じゃ、クラリエ先生やサユミ先生の二の舞ですよ?」

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