夜叉の如く舞う姫
「拷問されたくなきゃ?笑わせないで!私は未来で散々拷問受けた後に処刑されたの。拷問でもなんでもどうぞ?あ、でも性的なのは勘弁。あれはされたこと無いし。」
拷問にはなれてるし死も怖くない。
私の両親を奪ったものは見逃す癖に高官を殺した私は処刑
こんな世界無くなればいいのにね。
「お前、泣いてんのか?」
土方の言葉に頬を触ると確かに濡れていた。
「・・・少し、思い出しただけ。まだ私が純粋で。殺人鬼になる前のことをね。」
私はどうしてか土方には弱みを見せてもいいと思った。
この状況でこんなことを思ってる私はおかしいのかもしれないけど私は自分の本能を信じることにした。
「言いたいこと言えよ。お前の過去、言ってみろ。処遇だなんだはそれからだ。」