夜叉の如く舞う姫

「ねぇ、私を満足させてくれるのよね?」


さて、私の大切な相棒『紅揚羽』

久しぶりに血を吸わせてあげられる。


「さようなら!」



一瞬。


それだけあれば私には十分。


殺人鬼なんて呼ばれてるのはね?

唯の人殺しじゃないから。

遥か昔から続く剣術の師範大のお父様。

遥か昔から続く忍術のお頭のお母様。

大好きな両親の力を受け継いだ悪鬼だからなのよ。


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