夢へ走れ!! ~小さな夢の向こうには~【完】
最下位の子が顔を真っ青にしている中、ニコニコ笑っている愛海。
い、いつも以上に愛海が悪戯っ子に見える…!!
ゆりあでさえ、そんな様子の愛海に焦り気味。
「あ、愛海…?それを今するのは…「時間ないって?」
ゆりあの声に被せる様に言った愛海の言葉に、あたしとゆりあ、それから最下位の子はぶんぶんと首を縦に振る。
…きっと、傍から見たら可笑しな光景だろう。
「…んなこと言ってもなぁー…」
「もう、他のにしよ?ね??」
宥める様に、愛海に言う。
すると愛海は、顔を両手で覆って床にしゃがみ込んだ。
「あ、愛海…?」
「愛海先輩…?」
と、突然の愛海の行動を心配する声が色んな所から上がる。
それは、勿論あたしもで。
愛海の傍にしゃがみ込んで、「愛海…?」と声を掛けながら愛海の肩に手を置いた。