I LOVE YOUが聴きたくて
「大きくなったなぁ」

怜樹は、怜(ユウ)の肩を、つかんだ。

「何歳になった」

「十三歳……」

父親にぎこちない気持ちだったが、です、と付けるのも、他人でもないのに、なんだか、妙な気がして、言葉を濁す。

「そっか…」

怜樹が涙ぐんでいるのを、魅麗はわかった。

魅麗は、思っていた。

【来て良かった。怜(ユウ)と一緒に来て、良かった……。親子なんだし、やっぱり会わないといけないね】

怜樹と怜(ユウ)の、親と子の光景に、魅麗は、涙が出た。
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