I LOVE YOUが聴きたくて
魅麗は、自分の耳を疑うほどに驚き、声も出せずにいた。

ただただ、目を丸くする。

「返事は?」

静かに優しく問いかける怜樹に、魅麗は、声も出せずにいた。


怜樹が、魅麗を優しく見つめている。


魅麗に、だんだんと実感がわき、


【これが…プロポーズ……こんな気持ちになるんだぁ……】

魅麗は、味わったことのない感情に、戸惑う。
しかし、それは、当然、嫌なことの戸惑いではなく。


嬉しくて、嬉しくて………


魅麗は、返事をした。

「はい。喜んで、お受けします。宜しくお願いします」

その途端、

「やったー!」

歓声をあげたのは、息子の怜(ユウ)だった。
そして、周りから拍手がわき起こった。

その拍手に、びっくりしたが、怜樹のファンの温かい拍手に、恥ずかしさを感じながらも、素直に感謝した。

そして、息子に先を越されて出遅れたが、怜樹は、ガッツポーズを見せたのだった。
< 199 / 200 >

この作品をシェア

pagetop