素直になれないっ
  ~凜~

「そこ!早く教室に戻りなさい!HRが始まるわよ!」


「あっ、副会長。りょーかいです」

「えー、あと少しいいじゃん!ねっ、幸村先輩」


「だめよ。ほら早く戻りなさい」

「はーい」
 
 いつもの時間道理に予鈴の鐘が鳴り響く。


 私は幸村凜。
 
 西高校の二年で生徒会副会長を務めている。

 
 成績は上位をいつもキープ。
 
 自慢じゃないがなぜかよく男が寄ってくる。


 正直言って私は男が嫌いだ。
 
 特に軽い男なんて大大大っ嫌い!

 もう、トラウマみたいになっている。

 なぜか小さい頃から男に寄られて・・・
 
 幼稚園の頃は誘拐されかけて、小学校では同じクラスの男子からストーカーされ、あげくに中学では家庭教師に押し倒されて、キスされそうになった。
 

 それから私は男を最低な生き物とインップットした。


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