True-History~本当の歴史~(仮タイトル)
「前にお前が負けた技だからもうびびってんのか?」
幸村が馬鹿にした口調でいう

「いや、やっと修行の成果が試せると思ってよ。嬉しいぜ!」
蘭丸がそう言うと幸村も笑った。

「はっ、俺に勝てるかよ!そら!」
雷の剣を一振りすると、蘭丸に向かっていくつかの雷が飛んだ。

ガンッ!キンッ!

一つずつ丁寧に刀で受けてゆく。


「すごい…」

遠くで見ている玲はただただ感心するばかりだった


「おらおら!まだまだぁ!」
幸村は雷の剣を振り回し、さらにいくつもの雷を発生させた。

全てが蘭丸に向かって飛んでゆく

蘭丸は刀で受けながらもかわしている

「数が多いな…」

「雷ばっかに気をとられてんなよ?」
幸村の声が目の前からする

「しまった!」

雷に気をとられてる間に間合いを詰められていたのか…


「くらえ!【雷斬(らいぎり)】!」
幸村が振り下ろした剣は蘭丸の体から血を吹き出させた。
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