誰よりも、あなたに~I NEED YOU~
美沙紀を探している間にもう夜の11時になっていた。


僕とトシはのんきにいつものファミレスでドリンクバーの飲み比べをしていた。


そこへかっつんがヘトヘトになって現われた。

トシが笑顔で

『かっつんどうした?あ~結局、写真展だめだったよ。なに?どうせ美沙紀と遊んでたんだろ~』とかっつんをちゃかした。

かっつんはそんなことは相手にせずに


『美沙紀がいなくなってずっと探してたんだよ!!もういい俺帰るわ…』と怒った様子で帰っていった。


僕とトシはポツンとしてドリンクバーを飲みほした。

とりあえず僕は礼のもとにトシは薫のもとにいくことにした。

僕は夜8時くらいに自宅に呼んだ。そして近くの学校に出かけた。

夜の学校は恐いよりも礼といると楽しさを感じた。

礼からかっつんと美沙紀のことを聞いた。

僕は驚きを隠せずに礼に言った。
『そんなことがあったの!?それじゃあかっつんも怒るはずだわ…美沙紀はまだ見つかってないんでしょ!?』
『見つかってないよ…』

『そっか…でも美沙紀もなにか考えがあるんじゃないのかな?それより礼だって無理すんなよ。病気だって気にしないと』

『わかってるよ…だけど…』

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