0から好き

「お礼…?」

「うん、その、絆創膏のお礼に何がいいかなって」

「まじ?そんだけでお礼って悪いよ」

須藤君は、若干焦ってた

「うんー、でも…」

「おーいっ良太ぁ、早く帰ろうぜー」

「おーっ、今行くー!!」

あ…そっか、下の名前、良太っていうんだ。

知らなかったな…



須藤良太…。


「じゃあ、メアドちょうだい」

「えっ?」

メアドって…

「そんなのでいいの?」

「そんなのでいいよ、やっぱりお礼は、大袈裟だから…じゃあ…」

須藤君は、目の前で紙に何かを書きはじめた

「はい、メールしてな」

と、紙一枚渡された

「じゃっ」

と、須藤は去って行った。

メアド

メアド

メール

須藤君と、私が

メールするんだ…。

ドキッ

やっぱりドキドキするんだ。

なんていったって相手は、学年1のモテ男だもんね。

アイドルみたいなものじゃん。

…ん~でも、なんか…意外に庶民的だな

っまいっか!

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