STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「………………!」



すぐには声が出なかった。



初めて見る那智の表情や
痛ましい話の内容に動揺
して、なんて答えていいか
わかんなくて。



「あ……あたし………」



亡き恋人の無念をはらす
ための、復讐。



そんなものに関わって
いいの、あたしが?



犯罪かもしれないとか
そんなことじゃなく。



それほどの重さを持つ
ことに、あたしみたいな
人間が関わっていいのかって……

そういう不安が、ぬぐえない。


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