STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
その下には黒い細身の
タンクトップしか着て
なくて、がっしりじゃない
けど引き締まってる腕や
体のラインが剥き出しになった。



不覚にもあたしはその腕に
抱かれた夜のことを思い
出して、とっさに目を
そらしてしまう――…。



「――ん、何?

オレの露出見て欲情した?」



「はっ? そ、そんなわけ
ないでしょっ!!」



がなるあたしを那智は
ニヤニヤした笑い顔で見て、



「ふぅん、そう?

ずっと一人にしちゃったし
寂しかったんじゃないの?」


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