STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
膨らんだ財布を手に、さて
今夜はどこで過ごそうかと
歩いてる時だった。
何の前触れもなく、真後ろ
からいきなり声が飛んできた。
「ふぅん、そうか。
キミはエンコーよりタチが
悪いみたいだな」
「…………っ!!?」
バッと振り返ったあたしの
後ろに立ってたのは――。
(コイツ……さっきの男!!)
オジサンとホテルに入る
前にぶつかった、あの男だ。
ソイツが形のいいアゴに
指先をそえて、ジロジロ
舐め回すみたいにあたしを
見てた。
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