STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「仕事も大事だけど、
こっちもそれ以上に
大事だからな。

仕事は、今夜こそ徹夜するさ」



「どーだか怪しいけどね。

それじゃ、行ってくるわ」



ヒラヒラと手を振って
那智と別れた数分後。



指定の店に着くと、もう
和樹は席について待ってる。



「ごめんなさい。
お待たせしてしまって」



「かまいませんよ。
こっちが急な呼び出しに
してしまったんですから」



「あの、高瀬先生。

あたしに敬語使う必要
ないですよ。

あたしの方が年下なんだから」


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