STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「妹が、東京にいんの……?」



「あぁ。アイツも一人
暮らししててな。

偉そうに、こんな所で仕事
サボってたらマネージャーに
言いつけるぞとか言いやがって」



ハッと笑ってそう言うと、
那智はこっちに来てあたしの
手からバッグを取る。



そして気を取り直したように
あたしの腰を抱いて、



「気にしないで。さ、帰ろう」



「あ……うん………」



促されるまま車に乗った
けど、あたしはどうにも
胸がスッキリしなかった。



――彼女は本当に妹なの?


何だかごまかされたような
気がしてならない……。


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