STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
そして那智は、静かだけど
有無を言わせない気迫の
こもる声でこう告げる。



「気になっても。

オレ達の関係に、相手を
知ることなんて必要ない。

だからオレも何一つ聞いて
ないだろ?


汐音の苗字だって歳だって
オレは知らないけど……
でもオレは、それを知ろう
とも思わない」



「……………っ!!」



なぜだろう。



胸が――…

心が、キリキリと痛んだ。



(何……あたし、ショック
受けてんの……?)



そのことにまた、
自分自身で驚く。


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