STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
こんなに切ないメロディーを、
あたしは初めて聴いた
気がするから。



「……………?」



と、最後に音が途切れた後
しばらく次の音が鳴って
こなくて、あたしは怪訝に思う。



どーしたんだろ? 
終わったのかな?



そんなことを考えてたら、
いきなりトントンと
ノックの音がした。



(え…………?)



こっちに来たからだったんだ。


でも、なんで? なんか
用事あったっけ?



「…………何?」



訝りながらも返事をすると
静かにドアが開く。


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