STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
那智の様子が、どこか
いつもと違うように思えて。



「話し相手。

誰かと話してたい。
そーゆー気分なんだ」



「……………」



やっぱりそうだ。



那智がこんなふうに
話すのは珍しい。



甘えてというか――何だか
あたしにすがるような、
そんな態度なのは。



「何を話すのよ?」



困惑するあたしにお構い
なしに那智はベッド
サイドに座った。



そして、上半身を起こしてた
あたしの髪にその長い
指先で触れて、



「髪、伸びたな」


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