STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「髪だけじゃない。唇も、肌も。

もう何度もアイツが――

今日も、アイツが触れて
るんだよな――」



「な、何言ってんの?」



困惑して那智を見上げた
体勢のまま、あたしは
いきなり抱きしめられた。



すごい力で、呼吸が圧迫される。



「ちょっ………!」



「キレイにしてやるよ。

オレが」



「は……? キレイって、
シャワーは浴び――」



言葉の最後が、那智の唇に
奪われる。



すぐに深くなる性急な
キスに、あたしは頭が
クラクラした。



「んん―――っ!」


_
< 203 / 396 >

この作品をシェア

pagetop