STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
暗闇のなか目を覚ますと、
那智は隣で静かな寝息を
たててた。
カーテンの隙間から差し
込んだ青い月明かりが、
那智の白い肌をいっそう
美しく輝かせてる。
「那智………」
小さく名前を呼んで、
乱れた髪がかかる彼の頬に
そっと指で触れた。
那智はピクリとも動かない。
……本当に、深い眠りの
中にいるみたい。
「那智……あたしね……」
小さく息を吸い込んでから、
あたしは囁くように話し出した。
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