STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「……わかった。

どんなシナリオにするの?

あたしにもまだすることは
ある?」



「そこまではまだ考えてない。

でも早急に考えるよ」



「そ、そこまで急がなくても
いいんじゃないの?」



明日にでも行動を起こし
そうな様子に思わずそう
言ってしまうと、那智は
小さく首を横に振った。



「いや……動くなら早い
方がいい。

言ってなかったけどオレ、
再来月からしばらく日本に
いないんだ」



「えっ!!?」



持ってたフォークを
落としそうになるのを
かろうじて堪える。


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