STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
だけど和樹はあたしの胸の
内なんて知るよしもなく、
かすかな笑いを浮かべ
ながらこっちに移動してくる。



腰を擦りつけるように密着
して隣に座り、あたしの
肩に腕を回すと、



「よかった。それなら安心だな」



「ウン」



さぁ、安心したなら
とっととシャワー浴びてきて。



そう思ってたあたしの体は
――次の和樹のセリフを
耳にしたとたん、凍りついた。



「実は今度、父と二人で
堀江家に招かれたんだ」



「え――――!?」


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